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Hさんの時間

5歳のこどもと暮らす日々のことなど

かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん

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かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん

私はこれは「たいへんな純愛だな!」という感想でした。

Hさんは、なんかそんなでもなかったみたいでしたが。(面白くはあったみたいですけど、純愛?ナニソレ?的な)

 

 奉仕と犠牲

Service and Sacrifice ですよ。カマーくんの生き方は。

手足がもげてもオヤツちゃんに、尽くすという意識なくして尽くす。

カマーくんが流されていくときの ハッ とさせられる感じが凄かったと思います。

オヤツちゃんの方の、尽くされているという意識のなさ(尽くされても当然のように受容している)がまた一層カマーくんの切なさを引き立てているように感じました。

Hさんも、ラストシーンは流石に「ああ〜〜!!」といっていましたが、私が「カマーくんすごいね!自己犠牲だね!」ともりあがってもそこはきょとんとされてしまいました。

 

大人の目は曇っているので、

私はカマーくんをかまきりとは見ず、オヤツちゃんをいなごとは見ない、というおかしな現象が起きてしまい、きっとHさんにはかまきりといなごに見えているので、そこらへんに温度差が出たのかなと思います。

 

ちなみに私の中のイメージ映像。

時代的には大正後期〜昭和初期くらい。

カマーくんはやさぐれた若者で(天涯孤独、子ども時代につらい目に遭ってといったエピソードを背景に)、オヤツちゃんは裕福な商家の箱入り娘でとんと世間知らず、若者はひょんなことから出会った娘さんに強面な態度を取りつつも知らぬうちに惹かれてしまい、憎まれ口を叩きながらも娘さんを幾度となく窮地から救い、ついには我が身を滅ぼすことになる。一方娘さんは、若者にそこまでの気持ちがあるわけではなく「あら、あの方、また」と、遭遇頻度の高さをほんのりと意識する程度。後には、きっとすんなりと親の決めた縁談に従って嫁いでしまい、年配になった頃に一瞬ふと、若者のことを思い出して、そういえばあんなこともあったわね、なんて振り返るくらい。

一気に書いてみて、じぶんの勝手な想像にびっくりですが、まあこんな感じです。

 

とはいえ、Amazonで見ると、どうも続編があるようなので、カマーくんは流されても死ななかったのかな?もげた手足はどうなったのかな?