ぼくはオラフ、ぎゅ〜っとだきしめて!
朝はHさんに優しくできるけど(比較的・・・)、夕方以降はたいへん厳しく、なんなら「つめたい!」というレベルにまでカチンコチンに凍りつきます母親がいます。
だって帰ってきたら忙しいじゃない!
忙しいんですよ。
忙しくない?
忙しいですよね?
夕方、保育園からまっすぐなら17:30頃帰宅。
買い物や図書館に寄ってしまえば18時を過ぎる。
洗濯物も取り込んでないのに暗くなってるし。
かたづいてないと落ち着かないし。
親切なこびとがごはんの用意をしてくれるわけもなく。
毎日なんだかんだと要領が悪く21時までに寝かせたい夢は泡と消え・・・
22時、へたするとそれも過ぎて・・・きゃーー!23時ちかい!!
というわけでいつも気が急いていて、目の前のことをかたづけながら頭のなかでは違うことを考えていて、Hさんが話しかけてきても集中してあげられず。
どんなふうにつめたいかというと。
自転車に素早く乗ってほしいし降りてほしい。→「はいはい、ささっと行こう!」
玄関で立ち止まって靴も脱がないままあーだこーだいわないでほしい。→「靴ぬいで上がってー!」
毎日のことなので、うがい手洗い、上着をハンガーにかけて、までいわれないうちにやってほしい。→「うがい手洗い!!」
ピアノ習いたいっていいだしたやつはどこのどいつだ。親にいわれないと練習しようとしないとはどういう了見だ。→「テレビは後ね!なにかすることあるんじゃなかった?!」
食事の用意をしてる最中にCM飛ばしを要求されてイラっとし。→「今忙しいからやりません」
食事を出してもテレビを観続けていいかと訊かれ。→「食べ終わったらまた観ればいいだろ!それよりいただきますはないのか!」
食事の最中は、→「うつわに手を添えなさい」「せなかまるめて食べない」「おなかいっぱいならいっぱいでだらだらしないではっきりいいなさい!」
おふろだよ!はみがきだよ!いってもなかなか次の行動に移れない。
絵本読んだらすぐトイレに行って!寝る時間だよ!ここもなぜかぐずぐずぐずぐず。
お前がトイレ行かないと大人もトイレ行って寝れないだろ!!寝ろ!!寝てくれ!!頼むまっすぐベッドへ行って!!!
・・・こんなふうです。
Hさんは楽しくなかろう。ここは収容所か。
もちろん私も楽しくない。カリカリしないであははうふふと過ごしたい。とは思っています。実行が伴わないのは私の器の小ささです。
ぼくはオラフ!っていいだした。
そんなとき。Hさんがとつぜん「ぼくはオラフ、ぎゅ〜っとだきしめて!」とオラフのマネをはじめました。
どうしたどうした。
疲れた無表情のままで「はい、ぎゅー」って返す私。
そうするとそれがつづきます。
こっちもだんだんおかしくなってきて、笑えてきてぎゅうぎゅうを熱心に返せるようになっているような。
どうしたどうした。
「どうして今日はオラフの日なの?」
しばらくBlu-rayも観てないのに。
「だって、だっこタイムがすくないから。あさしかだっこしてもらえないから」
ふおおおおおお。
そうなの??!!
ごめんね!!!!