Hさんの時間

5歳のこどもと暮らす日々のことなど

酸素系漂白剤を粉チーズかな?と試した話

シャボン玉石けん 酸素系漂白剤

入浴剤を食べたら人はどうなるのか?

それは日曜日の夜で、ごはんもお風呂も早くすませて、みんなで映画観ようぜ!というときでした。

私と家人の真ん中にHさん、並んで転がり、映画始まって30分経過くらいの頃・・・

 

Hさん「おかあさん、ひとはにゅうよくざいをたべるとどうなるの?」

私「え?は?入浴剤?入浴剤は食べ物じゃないです」

Hさん「たべるとどうなるの?」

私「食べない。食べちゃだめ」

Hさん「・・・うん」

 

うちではふだん入浴剤は使わないし、映画の筋とも関係なく、脈絡のない問いでしたので、なぜ今このときに入浴剤??食べる??と不思議でした。

そこからまた10分くらい経過して・・・

 

Hさん「にゅうよくざいたべるとどうなるの?」

私「どうしたの?入浴剤食べちゃったことあるの?」

Hさん「おくちにはいったの」

私「いつ??だって今日シャワーだし、いつも入浴剤は使ってないよね?」

Hさん「・・・うん」

 

どうしたどうした。いつの話してんだ。

ふだんは使わないけど試供品やおみやげを貰ったりすることはあるので、ごくたまに使うこともあります。

そういうときはHさんテンション上がってじぶんで入れたり混ぜたり大忙し。

そのときのこといってるのか?口に入ったことあった?お風呂のお湯飲んじゃったのか?

Hさんの時間感覚は未だ胎児の頃のゆらぎでもひきずっているのか長期記憶と短期記憶の混同が起こることもしばしばで、私は懸命に最近だといつどんな入浴剤使ったんだったかな、と我がの記憶を辿ってみたりもしましたがもうもうぜんぜんさっぱりわからない。

 

Hさん「びょういんいく?」

私「病院?今開いてないよ?皮膚科なら開いてる時間に行くから今じゃなくていいよ」←その前に別件で皮膚科の話が出ていたのです

Hさん「にゅうよくざい・・・びょういんいく?」

 

おいおいおい。

 

Hさん「おとうさん、えいがとめて」

 

入浴剤ではなくて漂白剤だった件

一時停止して、全員、Hさんに向き直りました。

 

家人「何食べちゃったの?」

私「とりあえず入浴剤は出してないんだよ。今日の話?」

Hさん「さっき」

家人「一緒にいたよ?」

 

お風呂は、家人とHさん、次に私が単独で、家人とHさんはお風呂から上がっても一緒にいたそうです。

確かに私が風呂から上がったときふたりは一緒にリビングにいました。

でもどっかのタイミングでこいつは何かを口に入れて、どうもそれはヤバイ、と気づいてどきどきしているわけなんだな。

いったい何を。

食べ物でないものをなんでもかんでも口に入れる年頃はとっくに過ぎているはずなのにもかかわらず。

順を追って遡ります。

お風呂時間周辺でHさんがひとりになるタイミングはあったかなかったか・・・

 

家人「トイレには行ったね」

 

トイレに入浴剤、あるいはそれに類する粉状のものは置いてありません。

 

Hさん「みずぎのうえの、こなちーずとだとおもってなめちゃった・・・」

 

水着の上の粉??

それは漂白剤です!!

 

家人とHさん風呂に入る。家人とHさん風呂から上がる。私、日中プールに行った家人とHさんの水着とタオルをたらいに開けて酸素系漂白剤撒いて洗面所にいったん置いておく。Hさんトイレに行く。Hさん洗面所に手洗いに来る。Hさん漂白剤が粉チーズに見えてしんぼうたまらなくなって指つっこんじゃう。Hさん漂白剤舐めちゃう。私風呂上がる。風呂場にたらいを移してお湯を張る。全員揃って映画観始める。Hさんどきどきして黙っていられなくなる。今ここ。

こんな感じですかね。

 

食べちゃだめ!!絶対!!

 

救急車は必ず病院に連れて行ってくれるのか?

塩素系のものではなかったこと、指先についたのをこそっと舐めた程度だったこと、口の中も気持ち悪くない、おなかも痛くはなってない、げぼは出そうにない、頭も目も痛くない、どこも痛くない。というのでお茶をぐびぐび飲んでもらって、どんどんおしっこしなさい、気持ち悪くなったすぐいいなさい、どきどきしなくていいから、今後食べ物でないものを口に入れないことを守ること、食べ物だとしても落ちたもの/落ちてるものも口に入れない、絶対に絶対に絶対!!というあたりを真剣に話して聞かせました。

 

家人は「水着(洗濯前の汚れ物)に粉チーズかけるわけないじゃない!」といっていました。私もそう思うよ。

私は「粉チーズに見えて気になったら、大人に訊けばいいじゃない」といいました。

 

私「お父さんもお母さんもすぐそこにいるじゃない。こそっと触らないで、わからないものは訊いてごらんよ」

Hさん「とびらのむこうにいたから・・・」

 

リビングへのドアはじぶんで開閉できてたし、風呂場の扉はノックでもなんでもしたらいいじゃないの・・・だいたいお前、洗面所で「おしっこしたからてをあらってるよ!」は大きな声で宣言してたよね?同じトーンで「おかあさんこれ粉チーズ??」って訊けばよくね?

ちいさいひとの考えることは計り知れません。

 

結局、身体の不調はまったくなかったHさんでしたが、夜に病院は開いてるのか?救急車は必ず来てくれるのか?もしばらく気にしていまいた。

救急車は呼べば来てくれる。救急車は一生懸命行ける病院を探してくれる。でも100%ではないから。救急車間に合わないとか受け入れ先の病院ないとか、あるからね。と返しておきました。脅してるんじゃないよ。ほんとうのこと。

 

ちなみにそのとき観ていた映画はこれ。

 Hさんはイーサン・ハントお気に入りだったりします。