ピアノはじめました
習い事は英語とピアノです。という、あたかも意識高い系OLのようなHさん。
どちらも自らやりたいと主張したあたりに意識の高さが伺えます。
というわけでピアノが来ました。
ピアノは始めて2か月ほどでしょうか。
じつは最初リアルに厚紙に鍵盤でも書いてやろうかと思ったのですが鍵盤の構成や仕組みがまったくわからない私には逆にハードルが高く、かといって始めて即日買う勇気もない。だってもう明日には見向きもしないかもよ!?
で、iPadにアプリを落として様子を窺っていました。
そしたらですね、なんと楽譜が読めるんですよ!
小学校卒業までピアニカからドレミファシールが剥がせなかった(必要だった)、音符は解読不能な暗号だと思っていた、そんな私からしたらすごいことです。
習ったところまでちゃんと、楽譜見て、右手のド、左手のド、区別つくんです。どの音符がどの音を表してどっちの手でどの指で弾くのか。
なんだよ・・・おまえすげえな・・・(愕然)
ここでのポイントは、両親ともに音楽の素養がまったくない、というところです。とくに私はまっっったく、ない。
じぶんでピアノが弾けたり娘に夢を託したりしてないし、てゆうかふつうがわからない、うちの子はよその子よりできてるかどうか気にならない(できない)。だってわからないんだもん。確かなことはひとつだけ。今の時点ですでに、ピアノにおいてHさんは母親超えです。
先生から紫のバーナムという本を渡されて「スタッカートは指を離して押すんじゃなくて、鍵盤のうえにのせておいてパッと離すんだよ」とかなんとか教わるHさん。
だめだそんなのむつかしい!だってアプリで練習してるんだもん!
覚悟を決めて電子ピアノ導入です。
流石にいろいろ調べましたので、電子ピアノが邪道だとかせめてアップライトピアノだとかいわれてるむきがあることは承知の上です。
だがしかし。狭いマンションで、ピアニストになってもらいたいわけでもない。ここはひとつ現実的なところで手を打ちました。
まかりまちがって将来本人がピアニストを目指したくなったときにはスポ根ばりに自力でこの環境のハンデは乗り越えていっていただきたい。
どうしてピアノ?
で、まあじぶんからピアノを習いたいといいだしていたHさんですが、どうしてかは不明です。
きっかけはよくわからないんですが、赤んぼレベルの頃からピアノ弾く動きをまねしたり、わざわざ最寄りの児童館ではなく二駅先の児童館(←ピアノ置いてある)まで行きたがったりしてはいました。
なにはともあれ気になる。気になってしかたがない。なんか両手動かして音出すのってかっこいいみたい。とかそんなところなのかなと推測します。
そのうち、どうもピアノは習うものだと気づいたらしく「ぴあのやりたい」とのリクエストも。
でもこの情熱を私と家人は軽く1年間はスルーしていました。だって始めてもつづかないんじゃない?私も練習に(音楽レベルが低すぎて)つきあえないし。
とかなんとかやりすごしていたら、なんと保育園でピアノ弾ける子として手を挙げていたことが発覚。弾いてみたい子じゃないよ。弾ける子だよ。そのときは紆余曲折を経て年長さんだけが弾けたみたいで、当時年少クラスのHさんには機会すらめぐって来なくて恨み節。
先生「すみません、Hちゃんもエントリーしたんですけど弾けなくて残念でした〜」
私「ピアノ習ってない子でも弾いていいんですか?弾けないのに??」
先生「え、習ってないんですか?!」
私「習ってません」
先生/私「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
わかった悪かった。
年長さんになったときの晴れ舞台を逃さなくてすむように始めてみようか。そして年中。今ここ。という感じです。
ピアノきたはいいけれど。
で、まあ待ち望んでいたピアノきたはいいけど、触って日に10〜15分がいいところでしょうか。
大人からすると、なんなのそんなのでいいの?もう飽きた?手に入ると飽きちゃうタイプ??とはらはらするのですが、これが幼児のせいぜいの集中力なのかな・・・つづいてるだけいいか・・・とそっと見守るように努めたいと思います。
「もういいの?」「もっとやったら?」「やりたいっていった子だれ?」はついつい口走りがちですが、圧を強くすると逃げられるかもしれないし、ほどほどにしておきたい。
ほぼ毎日練習してるだけえらいと思うことにします。